技術開発グループ

1. 若狭フグ(養殖トラフグ)の健全な飼育に関する研究
 不健康な魚には寄生虫が付きやすくなり、薬を与えずに元気で大きな魚を育てる技術の開発が求められています。そこで、魚を元気よく育てるため、ふぐに与える餌の種類・成分が、ふぐの活力に与える影響を調べ、病気にかかりにくい魚を育てる技術の開発に取り組んでいます。

飼育されているトラフグ

体表に着く寄生虫(ハダムシ)2.3mm
2. アオリイカ養殖に関する基礎研究
 福井の海に合った新たな養殖魚種の開発が望まれています。そこで、イカ類中最もおいしいとされ、成長も早く、市場価値の高いアオリイカを養殖するための技術開発に取り組んでいます。

孵化したばかりのアオリイカのこども

養殖試験中のアオリイカ
アオリイカの短期養殖について PDF(394KB)
3.養殖魚の病気に関する研究
 魚を健康に育てるためには、病気の予防と早期発見が重要です。養殖場のパトロールを行い、予防に向けた技術指導や魚病の診断を行っています。また、病気の発生状況を解析して、注意報などの情報を迅速に発信しています。

顕微鏡による細菌検査

養殖生簀における魚の健康観察
4.サワラの利用価値向上に関する研究
 近年、サワラの漁獲量が急増していますが、その大部分は県外の市場に流通しています。そこで、サワラの利用価値をさらに高めるため、漁獲から市場に出荷されるまでの魚の取り扱いと品質との関係を調査しています。

水揚げされた大量のサワラ

殺菌冷海水に収容される小型のサワラ

漁場環境グループ

漁業管理グループ

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