栽培漁業とは・・・

 
 本県の漁業生産量を増大させるためには、今までのような獲るだけの漁業を続けていくことはできるだけさけねばなりません。
生産量の増大対策 として今いちばん必要なことは、減少傾向にある水産資源を人工的に増加させ、一定期間管理し、大きくなった時点で漁獲するいわゆる「栽培漁業」を強力に推進することです。
 栽培漁業とは、1)種苗生産から、5)漁獲までを行う新しい漁業をいいます。
 近年、県内の沿岸や河川では、漁業協同組合や一部水産団体が栽培漁業センターや内水面総合センターで生産した種苗を放流していますが、その放流の種類や数量は毎年増加の傾向にあり、栽培漁業への関心が次第に高まってきております。
 漁業者の皆さんにこのような栽培漁業の考え方を理解してもらい、漁村に一日も早く定着させることが本県漁業を安定発展させる唯一の手段であるといえます。

 
1)種苗生産
 魚貝類の卵をふ化させ、プランクトンや人工の餌を与えて、自然の海で最も減耗の大きな時期を、室内の水槽等で飼育管理すること。 種苗生産
2)中間育成
 大切に育てられた種苗は、海や川に放流しても自分で餌をとる能力や、外敵からおそわれても逃げたりかくれたりする能力が不足しているため、別の施設(網いけすや囲網)に入れて能力がつくまで大きく育てる。 中間育成
3)放流
 中間育成で大きくなった種苗は、海藻の繁茂している海域や砂浜地帯など飼料生物の豊富な生育しやすい環境の海に放す。 放流
4)管理
 放流した魚貝類が生息する好適な環境づくり(例えば魚礁の設置、海底の清掃など)や漁期、漁具漁法の制限による資源保護に関すること。 管理
5)漁獲
 保護、管理して大きく成長させた魚貝類を適正な漁期に適正な漁具漁法により計画的に漁獲すること。 漁獲


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