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衛星通信システム

型  式 変復調器:XR1、S帯アップダウンコンバータ:P7020、
X帯ダウンコンバータ:P7007SN
メーカー Kratos Defense and Security Solutions、Peak Communications
仕  様 変復調器
 中間周波数:70MHz
 変調方式:BPSK/PMまたはBPSK/FM、直接PSK(BPSK,QPSK,OQPSK)
 通信速度:1Mbps以上
 VNCサーバーによる制御
S帯アップダウンコンバータ
 アップコンバート周波数:2025〜2120MHz
 ダウンコンバート周波数:2200〜2300MHz
 位相雑音:JAXA-RF通信系設計標準準拠
 雑音指数:14dB
X帯ダウンコンバータ
ダウンコンバート周波数:8000〜8400MHz
 位相雑音:JAXA-RF通信系設計標準準拠
 雑音指数:10dB
<機器の概要>
 本システムは、超小型人工衛星との通信を行うために用います。変復調器に入力された、衛星に対する指令は変調を受けて中間周波数帯の電気信号となってアップダウンコンバータに入力され、S帯の電波として衛星に届きます。衛星からの応答信号は、逆の経路を辿り、変復調器で解析されます。
 X帯の電波は、衛星からのデータを高速で受信するためだけに用いられるため、X帯についてはダウンコンバータを備え、変復調器に送られます。
<主な使用事例・特徴>
 本システムは、超小型人工衛星の熱真空試験中における、衛星本体の健全性の確認に用います。
 熱真空試験は、衛星本体が真空中での低温と高温との繰り返しにおいて、衛星各部が正常であることを確認するために行います。そのため、地球周回軌道を模擬した、実際の通信と同じ方式にて行う必要があり、熱真空試験機内部に置いたアンテナで通信し、衛星の健全性を確認します。
設置年月 2022/1
担 当 者 新産業創出研究部 千代、根尾   
使 用 料 1,800円/1時間