人工衛星設計基礎論 2025(ミッション創造編)

 福井県では、宇宙産業へのものづくり企業の参入を支援するため、「ふくい宇宙産業創出研究会」において、産業化のための企業支援を行っています。この一環として、平成27年度から『人工衛星設計基礎論』シリーズを実施し、令和4年度以降は実際に軌道上に到達させるフライトモデルを対象に、製造や運用までの技術習得のほか、振動試験や熱真空試験なども行っています。
 人工衛星設計基礎論の教材として開発された衛星「EDIT (EDucational satellite for Ideas and Techniques)」を使用し、実践的なハンズオントレーニングを行います。今年度は、モデルベース・システムズエンジニアリング(MBSE)を活用したミッション設計からビジュアルプログラミングによるミッション実装までを体験できる内容となっています。 宇宙機が軌道上(宇宙)で機能するための最低限のシステムとしてバス部があり、EDITはこの部分に実際に宇宙軌道上での稼働実績を持っています。
 繊維、金属、複合材料などの自社生産資材を宇宙空間で活用するためには事前の評価が必要となります。本講座では、EDITに複合的なセンシング能力を備えさせ、各種動作や宇宙部材の評価につながるような機能性の付与も実装していきます。自社の持つ産業資材を宇宙空間に届け宇宙分野に進出を検討する福井県内の企業経営者、技術者、新規宇宙産業への進出を検討される企業様・学生の皆様の積極的なご参加をお待ちします。

内容

 第1回目:人工衛星システム講義(衛星理解と宇宙技術近況紹介)
 第2回目以降:実習(ミッション設計、機能実装)

期間

 令和7年10月〜令和8年2月頃までを予定(全8回)
 第1回目の日時 令和7年10月30日(木)13時〜17時

 (第2回目以降は、参加者の希望により日程調整)

募集人数 20名程度

場所

  第1回目:福井大学産学官連携本部 IF-STUDIO (未来共創テキスタイルセンター 3F)
  第2回目以降:福井大学産学官連携本部 衛星開発クリーンルーム

主催:福井大学産学官連携本部

 (本事業は福井県の委託事業として福井大学が主催するものです。)

共催:ふくい宇宙産業創出研究会

費用

 原則、無料(自社デバイス持ち出し・センサ購入等を行う場合は受講者側負担)

申込方法

 下記の参加申請フォームよりお申し込みください。
 人工衛星設計基礎論2025参加申込みフォーム
 メールにて送信する場合は、f-spaceアットマークpref.fukui.lg.jpまでご送信ください。

詳細

お問い合わせ先

福井県工業技術センター 千代、岸本
E-mail:f-spaceアットマークpref.fukui.lg.jp
TEL:0776-55-0664  FAX:0776-55-1554

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