−水生生物から見た多様なる河川形態− |
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「生き物の良好な生息生育環境である河川」 |
・多様な河川形態(特に河床材料、水深等)は、多くの種類の生物を可能にしている。 |
中流域の生物生息環境の良好な河川形態 |
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・一様な河川断面は、多くの種類の生物の生息を不可能にしている。 |
中流域の在来河川 |
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−水生生物から見た多様なる河川形態− |
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現在行っている「多自然型川づくり」は、さまざまな生き物たちを育む多様な河川形態を保ったり、創り出すことと言えます。 |
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そこにすむ水生生物を見れば、その河川形態の多様さがわかります。 |
上流・渓流域の生物生息環境の良好な河川形態 |
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上流・渓流域の在来河川 |
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多様なる河川形態の創出による効果 |
水辺の生態系 |
☆多様なる河川形態は、水辺の生態系をつくりだす。 |
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1.生物学的水質判定法 |
きれいな川の中には、きれいな水にしか住めない昆虫がいます。逆に、汚い川には、それを好む昆虫が生息しています。したがって、昆虫の種類を見分けることによって、その川の水質を判定することができます。 |
2.水生昆虫の採集方法 |
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採集場所は、水深が膝程度までの流速が早いところで、石礫径が5cm〜25cmぐらいのものが多いところを選びます。 |
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水質判定は、定量採集された水生昆虫を用います。 |
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定量採集とは、定面積内に生息する全ての水生昆虫を採集することです。 |
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定面積は、調査1回につき、A=0.50m2です。 |
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例:0.50m四方のコドラート(枠)を使用した場合、 |
水生昆虫の採集 |
コドラート及びサーバーネット |
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水生昆虫の識別 |
分類と個体数の確認 |
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3.Marvan法 |
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生物学的水質判定法には、何種類かの方法がありますが、ここでは確実性の高いと認められる「Marvan法」を紹介します。 |
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川の水質は、4階級に分けて評価します。 |
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水生昆虫は、水質判定に使用するそれぞれの種類固有の値が与えられています。(ザプロビ値、インジケーター価値) |
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水質判定には、評価平均(狽rap)の値が最も高い汚濁階級のものをその河川の水質とします。 |
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(水質判定の例) |
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判定結果 |
評定平均(狽rap)において、osの値が |
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引用文献・参考文献 |
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