多自然型川づくり

 

他県事例紹介その1

 

愛知県豊田市矢作川・巨石による水制工

 


 

木工沈床・杭棚工

 

農具川・長野県大町建設事務所

 

魚類等の生態を考慮した改修方法

1.

流れの一様化を回避する(川幅を凹凸させる)

2.

川底の平坦化を防止する(人工的な淵・置き石)

3.

魚の隠れ場所をつくる(空石積・木工沈床等)

 

完成8年後の状況

下流の旧工法施工済区間

 

標準横断図

 


 

植生護岸

 

大原川・滋賀県甲賀町 水口土木事務所

 

完成1年半後の状況

標準横断図

 

水に親しめる階段護岸

できるだけ丸みのある自然の石を
使って、柔らかな表情を出す。

階段部に巨石・置石をはめ込み、変化を与えてベンチなどに利用する。

 

魚の住みやすい護岸

石積みの前面に凹型のピットと丸くて大きめの石を置く。魚だけではなく、植物もホタルも住める。

自然石を使うので、水に接する表面積が
多くなり、魚の餌になる水性植物や昆虫
の幼虫などが生息する。

 

ホタルの住みやすい護岸

岸辺はホタルの幼虫が上陸し、さなぎからかえりやすいように、できるだけ土壌面や樹木を確保する。

水際にはホタルの好むセリ、カンスゲ、ヨモギ、ヤナギなどを植えて、日陰をつくる。

 

改修後の状況

 


 

伝統的景観護岸

 

津和野川・島根県津和野町 津和野土木事務所

 

『ふるさとの川モデル事業』

 

1.

深目地仕上げの石積み

2.

川に開かれた庭園空間・テラス空間

3.

河原とのなじみを考えた石積み低水護岸

 

改修前の状況

下流の旧工法施工済区間

 


 

ホタル護岸

 

一の坂川・山口市 長門土木事務所

 

 

改修後の状況

下流の旧工法施工済区間

 

 川幅を広げることが不可能なため河底を掘り下げ、ホタルの繁殖に必要な岸辺の草地を設けている。

 


 

矢作川水制工

 

矢作川・愛知県豊田市 豊田土木事務所

 

 自然石を使った低水護岸や水制工により流れに変化を持たせ、瀬と淵、空隙を有する多様な河川空間をつくっている。

 

改修後の状況

 

平面図

 


 

矢作川柳枝工

 

矢作川・愛知県碧南市・岡崎市 建設省中部地方建設局豊橋工事事務所

 

落差工の改良例

施工4年後の状況

 

標準横断図

 

1.

緑豊かな河川風景の復元が図られる

2.

水辺の沈床部が水生生物の生息域となる

 

柳枝工の構造図

 

上記資料は福井県雪対策建設技術研究所発行の環境土木通信Vol1(02.1996)から転載しました。

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