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クモガニ科 地方名:アシナガ(稚ガニ期、三国)、ゼンマル(雌の処女期、三国・越前)、コッペ(雌、小浜)、マツバガニ(雄、小浜)、アカコ・クロコ・セイコ(雌の抱卵期、全県下)、フタヨガニ(脱皮直前期、全県下)、ズボガニ・ミズガニ・ワタガニ(雄の脱皮直後、全県下)、ヤマガニ(雄の中型、全県下)、エチゼンガニ・ズワイ(雄の大型、全県下) 本県で最も漁獲量が多く、価値も高い本県の代表的なカニである。背部は平たい大小の粒状突起で覆われているのが特徴。雄は甲幅15p、雌では8pぐらいまで成長するが、成長速度が遅く、これらの大きさになるまでには10〜15年程度かかる。 水深200〜400mの砂泥底に生息する。底曳網で漁獲され、漁期は雌が11〜1月、雄は11〜3月である。産卵期は、初産ガニが8〜9月、経産ガニでは1〜4月である。主にクモヒトデ類を捕食する。味は極めて美味で、ゆでて二杯酢で賞味する他、洗い、焼ガニ、カニすき、天ぷら、すし、かに飯、甲羅焼等多くの利用方法がある。 |
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| 上図:雌、下図:雄 |