“福井の魚-ウルメイワシ”

ニシン科
地方名:ドオケン・ドオマ(越廼)、ドオキ(敦賀)、ウルメ・ドウマン(全県下)

体は円筒形で腹縁は丸い。下顎は上顎よりわずかに突出する。眼には厚い脂瞼(しけん)がある。側線はない。鱗は脱落しやすい。体側に黒点列がない。全長は最大32pに達する。水深100m以浅に生息し、群をなすが、マイワシのような大群を作ることはない。旋網や定置網で漁獲される。旋網の漁場はマイワシの場合とほぼ同様である。盛漁期は4〜6月。定置網の漁期は5〜11月におよぶ。産卵期は5〜6月。動・植物プランクトンを捕食する。マイワシより脂が少ないので、生食より丸干や塩焼に適する。大型のものはウルメ節にもされる。


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