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スズキ科 地方名:カナンボ・ガマ(三国・小浜)、ススキ(越廼)、コトヒキ・ベラ・ムベ(敦賀)、スキ(美浜)、ハネゴ(小形魚、小浜・高浜)、セイゴ(小形魚、全県下) 体は側扁し、下顎は上顎より突出している。背部は灰青色、腹部は銀白色。鰓蓋主骨の後方に鋭い2棘がある。全長1mに達する。沿岸・内湾域のおよそ15m以浅の砂質帯や10〜20mの岩礁帯が好漁場である。未成魚は、夏期に河川にも遡上する。定置網、刺網の他、曳釣り、延縄によって漁獲される。漁期は4〜12月。産卵期は12〜3月。稚魚期には動物プランクトン食性であるが、成長につれてエビ・カニ類、貝類、小型魚類を混食する。近縁種に、下顎腹面に鱗があるヒラスズキがある。薄くそぎ身にして、刺身(洗い)にする他、塩焼や椀種、煮物、フライ、奉書焼も食通を喜ばす。 |
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