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アジ科 地方名:マメアジ(小形魚、越廼)、ジンタ(小形魚、美浜・高浜)、マメ(小形魚、高浜)、コジュウ(小黒飯) 体は紡錘形で、背部は暗緑色、腹部は銀白色。"ゼンゴ"と呼ばれる稜鱗(りょうりん)が測線の全部にわたっている。尾柄部には小離鰭がない。全長40pに達する。回遊性魚類のうち、ブリに次ぐ高級魚で、水深150m迄生息する。施網、定置網、釣り、時に延縄および刺網で漁獲される。施網漁場は、春期に小浜や三国沖の水深70m前後、夏期は美浜沖60〜100m、秋期には小浜や三国沖の70〜140m水域がそれぞれ主漁場となる。施網の漁期は3〜11月、盛期は6〜8月であるが、定置網では6〜9月が主な漁期となっている。産卵期は3〜7月、盛期は6〜8月である。幼稚魚期には、小型動物プランクトンを捕食するが、成魚では、イワシ類、サイウオ等の魚類の他多毛類やエビ類も捕食する。美味な魚で、塩焼、フライ、南蛮漬、刺身(たたき)等にされるが、干物としての利用が多い。 |
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