“福井の魚-クルマエビ”

クルマエビ科
地方名:サイマキ(全県下)

浅海に棲むエビ類の中で最も大型で価値の高いものである。頭胸甲から尾節にいたるまで茶色の横縞があるのが特徴である。体長25p位にまで成長する。水深30m以浅の砂泥底に生息する。昼間は砂に潜っているが、夜間には砂からはい出して活動する。主として刺網、小型底曳網で漁獲され、盛漁期は5〜9月である。産卵期は6〜8月。近年各地先で種苗放流が盛んに行われている。エビ類の中で最も味が良く、天ぷら、フライ、刺身等にすると特有の甘みがあり、具足煮、おにがら焼、椀種、すし種(おどり)等にしても美味。


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