“福井の魚-カナガシラ”


               ホウボウ科
地方名:ゾウゴ・ニタリ(越廼)、カナ(米ノ浦・小浜)、ガンゾ(河野・敦賀)、モグサ(小浜・高浜)

       体は細長く、頭部は大きい。体の背部は赤色で腹部は白い。胸鰭背面は、暗赤色で斑紋はない。近縁のオニカナガシラ≠ヘ胸鰭の内面に黒色斑があり、その斑紋内に小白点が散在する。全長30p位になる。水深20〜100mの砂泥底に生息し、小型底曳網で漁獲される。産卵期は5〜8月。甲殻類や多毛類を捕食する。肉は柔かく淡白で、天ぷら、塩焼等の他、ちくわ、かまぼこの原料としても用いられる。


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