“福井の魚-バフンウニ”

オオバフンウニ科
地方名:ガンジャ(福井)、ガンジョ(越廼)

本県を代表するウニ類の1種で、殻は低平な半球形をなし、比較的強固である。管足は4縦列。棘は細くて短く5o以下。体色は全般に暗緑色。最大殻径5p以上に達する。水深3m前後の岩礁地帯に群棲し、本県では三国町、福井市、越廼村を中心とした越前地域沿岸が主な漁場である。潜水により採取され、漁期は7〜8月。産卵期は1〜3月。主に海藻類を摂餌する。卵巣は、オレンジ、レモン色で、越前雲丹(えちぜんうに)≠フ原料として珍重され、酒の肴やいろいろな料理に使われる。


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