バイアス織物の開発

分野 繊維(製織技術)
テーマ名 たて糸とよこ糸が斜めに交わるバイアス織物の開発
目的  現在使用しているたて糸とよこ糸が斜めに交わる織物は、炭素繊維二軸織物をバイアス方向にカットし繋ぎ合わせて製造するため、繋ぎ目部分に段差が生じ、この段差が成形時に不良を発生する原因となっている。そこで、袋状織物を螺旋状に斜めにカットしながら巻き取ることで繋ぎ目のない連続したバイアス織物の製造技術を開発する。
成果  フラットヤーンの製織に適した機構を備えた袋状織物製織装置を導入し、装置を改良することによって、フラットヤーンに捻れが入らない状態でよこ入れする技術、たて糸とよこ糸の交差角度を90度に設定する技術や製織した袋状織物の形状を維持しながら織物を引き出す技術を開発した。
 また、製織した袋状織物を螺旋状にカットしながら巻き取る機構を備えた斜めカット巻き取り装置を導入することによって、袋状の織物を螺旋状にカットする技術やカットした織物にしわが入らない状態で巻き取る技術を開発した。
 本研究により、袋状織物を製織し、螺旋状に斜めにカットしながら巻き取ることで繋ぎ目のない連続したバイアス織物を製造する技術を開発できた。これらの結果をもとに、より品質のよいバイアス織物を製造するための研究開発を行っている。

図1 バイアス織物
※たて糸とよこ糸が斜めに交わっている織物


図2 製造工程概略図

担当
研究者
川端清二(専門分野:製織準備、製織技術),繊維研究G
飯島広和(専門分野:製織、糸加工),繊維研究G
川邊和正(専門分野:繊維技術、糸加工),先端複合材料研究G
村上哲彦(専門分野:糸加工、製織技術),産学官共同研究G