含浸加工による彩色和紙製造技術の開発

分野 窯業・工芸・デザイン(和紙・漆)
テーマ名 含浸加工による彩色和紙製造技術の開発
目的  住宅様式の変化により伝統工芸品の需要が低迷するなか、伝統技術の融合による新たな市場開拓が求められている。本研究では、天然由来成分を配合した和紙素地への量産性をふまえた彩色後加工の高度化と、製品試作の開発を目指す。
成果  乾性油系(アマニ油)、天然樹脂系(動物性:セラック、植物性:漆)を主成分とした含浸剤を調整し、スプレーガンによる塗布含浸の効果検証と発色域の定量化に取り組んだ。このことにより、越前和紙のもつ意匠性を活かしながら実用強度を高めた最適な加工条件の確立と、彩色和紙のバリエーション展開を図ることができた。
 開発した彩色和紙を用いて製品開発した飾り団扇「あおぎ」は、(社)日本クラフトデザイン協会が主催する「第52回日本クラフト展」に入選、平成25年より、全国で商品販売されている。

電子顕微鏡撮影:手塗り(左)スプレーガン(右)

商品化されたテーブルマット(左)と飾り団扇「あおぎ」(右)

担当
研究者
山本一恵 (専門分野:色彩、デザイン), (公財)ふくい産業支援センター
一番ヶ瀬洋明(専門分野:プロダクトデザイン), 地域産業・技術振興課
上野幹広 (専門分野:有機化学), 新産業創出課