越前焼加熱調理器具の高度化研究

分野 窯業・工芸・デザイン(越前焼)
テーマ名 コンピュータ造形技術を活用した越前焼調理器具の開発
目的  越前焼産地では、独自の耐熱性粘土を開発して新たな市場開拓への取り組みをはじめている。本研究では、越前焼耐熱材料による機能性や加熱効果の良い形状設計基準を確立し、従来の手工芸的な技法だけでは難しい複雑な凹凸感をもつ型成形技術を確立する。土鍋だけでなく、陶板や焼鍋のグリル料理等の調理シーンのニーズに合わせた新たな調理器具の開発に取り組む。
成果  汎用性の高い業務用ミニコンロ対応の試作化に取り組んだ。洗浄可能と判断した溝深さ2.0oを基準値に、業務用ニーズを考慮して3D CADにてデザイン・設計した。従来の成形型(石膏造形)をベースに3Dプリンタによる造形型パーツ(石膏粉末積層)を組み込んだ入れ子方式による、低コストでバリエーション展開が可能な機械ロクロ成形技術を確立した。グリル形状を砂紋(砂漠等に見られる風による規則的な波上の起伏、日本庭園に見られる箒目)をモチーフにした3点の試作化ができた。

3D CADによるデザイン・設計

3Dプリンタを活用した機械ロクロ型

砂紋をモチーフにした試作品3点

担当
研究者
清水竜朗(専門分野:工芸デザイン), セラミックス・工芸研究G
山本一恵(専門分野:色彩、デザイン), (公財)ふくい産業支援センター
一番ヶ瀬洋明(専門分野:プロダクトデザイン), 地域産業・技術振興課
真木教雄(専門分野:化学), 製品化デザイン支援G