木質系バイオマスを用いた漆の新規添加剤の開発

分野 化学・プラスチック(漆)
テーマ名 木質系バイオマスを用いた漆の新規添加剤の開発
目的  現在、木質系バイオマスの一種であるリグニンの利用開発が求められている。リグニンは芳香族系の高分子であるため、その分解物としてバニリンなどの芳香族化合物が得られる。この芳香族化合物が漆の主成分であるウルシオールの芳香族部分と類似していることから、リグニン分解物を原料としてウルシオール類似体を合成し、漆の添加剤とすることを目的とする。
成果  グアイアコールを原料としてウルシオール類似体を3種類合成し、精製漆に混合して塗膜を作製した。その結果、ウルシオール類似体を3割混合しても、亜麻仁油を混合した時に見られる硬化不良や硬化遅延は見られなかった。
担当
研究者
宮本知矢子(専門分野:有機化学),化学高分子研究G
渡邉暢子(専門分野:高分子材料、漆),化学高分子研究G