ナノフィラー改質技術研究による耐熱・導電性プラスチックの開発

分野 化学・プラスチック(プラスチック)
テーマ名 ナノフィラー改質技術研究による耐熱・導電性プラスチックの開発
目的  フィラーの表面改質技術と、表面改質したフィラーを複合化したプラスチック素材について研究する。ナノカーボン表面の有機化処理、また天然ナノフィラー表面のグラフト化による表面改質技術について研究を行い、フィラーの改質条件、混練条件の最適化を行い、さらに成形特性や成形サンプルの機能性などの研究を行う。
成果
  1. PCとPA6をベース樹脂として、工業用ナノカーボン(VGCF)との混練試験を行い、射出成形条件によって導電性がPA6で100〜107Ω、PCで101〜1010Ωの導電性を得られた。
  2. セルロース表面にラクチドをグラフト化し、ポリ乳酸と複合化することによって荷重たわみ温度、曲げ強度の向上がみられた。

図 PA6/CNT(左)、PC/CNT(右)の射出速度と表面抵抗値
表 PLAおよびセルロース複合PLAの各種物性
組成 HDT(℃) 衝撃強度(kJ/m2) 曲げ強度(MPa)
@PLA 63 2.1 68.0
APLA+セルロース 15% 69 1.4 50.3
CPLA+改質セルロース 15% 72 2.7 91.6
DPLA+セルロース 30% 104 1.5 58.6
FPLA+改質セルロース 30% 114 1.9 91.3
担当
研究者
雲竜常宗(専門分野:高分子材料、高分子ブレンド), レーザ・電子線研究G
前川明子(専門分野:高分子材料、高分子評価), 化学高分子研究G