代替フッ素樹脂コア材伝送線路の開発

分野 電気・電子・情報(電子デバイス)
テーマ名 代替フッ素樹脂コア材伝送線路の開発
目的  福井県が比較優位な技術を持つ織物製造技術を使って、伝送線路の誘電体を再生利用可能な化学繊維材で、現状のフッ素樹脂を代替する
 ミリ波帯の伝送線路として、NRDガイド、マイクロ波帯伝送線路として方形導波管、それ以下の高周波伝送線路として同軸ケーブルの、主な伝送線路は全て繊維技術を使って製造できる。
成果 ・可撓性導波管
 長方形断面をもつ低誘電損失の誘電体を芯材として、銅箔平箔糸を使って製紐により外導体を形成することで、可撓性をもった導波管とした。
 芯となる誘電体は、発泡ポリエチレン、発泡テフロンを使い分けることで、超軽量、耐熱性のある導波管となっている。
 芯材の断面寸法と銅箔平箔糸の幅を適切に選択することで、10GHz程度のマイクロ波から50GHz以上のミリ波までの、周波数に対応できる可撓性導波管とすることが可能である。
 25GHz帯の場合、発泡ポリエチレンを芯にすることで、1mあたり10数グラム超軽量な可撓性導波管になる。また、発泡テフロンを芯にすることで、130℃の耐熱性を確認している。
 上記導波管の伝送損失は、双方とも1mあたり約-1.5dBが得られている。

製紐機で試作した方形導波管


伝送損失

担当
研究者
末定新治(専門分野:電波伝搬、環境電磁工学), 宇宙・環境研究G