「イノベーションリサーチ(IR)交流会in福井工業大学あわらキャンパス」開催報告

−ふくい宇宙産業創出研究会WG(その3:電気通信WG)−
テーマ:「福井の先端研究リソースを活用するために」

 

 ふくいオープンイノベーション推進機構では、県内ものづくり企業に対し、宇宙産業でのニーズなど最先端の情報を提供することにより、宇宙産業への参入を支援していくこととし、「ふくい宇宙産業創出研究会」を設立し、産業化に向けた情報提供・意見交換を行っています。

 この一環で、平成28年11月18日(金)に「電気・通信」研究会ワーキンググループとして、福井工業大学のあわらキャンパスの宇宙通信用施設の見学会(イノベーション・リサーチ(IR)交流会)を企画し、13機関の約40名の参加を頂いて開催しましたので、この内容をお知らせします。


FOIP強力ディレクターご挨拶


青山教授ご講演


中城教授ご講演


加藤教授ご講演

1 情報提供
(講演:福井工業大学 教授)


  1. 衛星リモートセンシングの実利用
     工学部 電気電子工学科
    青山隆司教授より、広範囲にデータ取得が可能で充分な解像度が得られる場合の利活用方法として、農業・漁業応用、地球環境データ取得やゴミ漂流などの監視、スペクトル(光を色に分けた成分)による対象物の抽出手法などが説明されました。
  2. 福井工大10mアンテナの構成と超小型衛星ネットワークにおける重要性
     工学部 電気電子工学科 中城智之 教授より、超小型衛星の今後増加予測、超小型衛星との通信に大型高利得アンテナが必要なことおよびそのシステム概要、ネットワークにおける重要性、工業大学が取組み中の「宇宙ミュージアム構想」とその事業規模などが報告されました。
  3. 世界の宇宙通信用空中線設備紹介
     スポーツ健康科学部 スポーツ健康科学科 教授 加藤芳信教授からは、地球環境観測衛星Terra/Aqua-MODIS受信システムのご説明に加え、世界(特に北欧)のノルウェー国トロムソ市Spacetec社、スウェーデン国キルナ市のスウェーデン宇宙公社Esrange社、フィンランド国エスポワール市のフィンランド国立技術研究センターなどでの宇宙通信用空中線設備のご紹介がありました。

2 設備見学

 IR交流会では、10mφD空中線等の見学会も行いました。中城教授より米国ViaSat社製パラボラアンテナの仕様詳細の説明や回線設計事例も紹介されたほか、信号電力分配器、サーボモータ信号、信号伝送用の同軸ケーブルの取回しなど、空中線施設の内部までの見学会を行いました。このほか、運用室では、SバンドやLバンドの受信機の、復調周波数、入力レベル、周波数オフセットなどの監視状態などを見学や、次代と共に受信運用システムやデータ保存システムが小型化された変遷などの説明が行われました。参加者からは地元に先端研究設備があることの強みに対する期待と、新たなビジネスへの期待が寄せられ、有意義な交流会となりました。


 
ご挨拶(研究会事務局長)

日時・場所

日時:平成28年11月18日(金) 13:30−15:30

場所:福井工業大学 あわらキャンパス 二号館

研究会活動に関する問い合わせ、申し込み先


(公財)ふくい産業支援センター
オープンイノベーション推進部 技術経営推進室   松井、山本

福井県工業技術センター
新産業創出研究部 レーザ・電子線G 末定(すえさだ)

〒910-0102 福井市川合鷲塚町61-10
Tel:0776-55-1555  FAX:0776-55-1554  Mail:foipアットマークfisc.jp

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